他人のすなる今年のまとめといふものを,我もしてみむとしてするなり.
BRONICAの春
春はまだ平和だった.BRONICAと花見に行ったり.
LomoのCN400は好きなフィルム.この時期フィルムがどんどん値上がりしたり在庫切れしたりして,これも終売なのかなとも思ったけど,結局今も生き残ってくれている.
PRO160NS 亡き今,自分のザ・スタンダード.
いい現像所と撮影場所を見つけたのもこの頃.
最近あんまり持ち出せてないけど,やっぱりいいカメラ.
フィルムサイズの暴力が素敵.
こんなこともあったね.
Niccaの春
このあたりからなんだか今年のモードに入っていく.
CL でレンジファインダーの良さを知り,でもなんだか華奢ですぐ壊れそうな CL の代わりを探していた頃.
フィルムを切ってみたり...
ニッコールの良さを再認識したセット.
いきなりライカに凸らないところ,この頃はまだ真っ当だったのかもしれない...
とはいえ,この "MADE IN OCCUPIED JAPAN" あたりに今年の片鱗が見える...
デイローーーーール!
とにかくこの頃は「フィルムどんどん高くなる,どうしよう」というモードだった.
みんなそんな感じだったんじゃない?
ちょうどフィルム撮影が楽しくなってきた頃.昭和の香りのするデイロールが手に入った.
長巻は何にしようか迷ったけど,結局UN54に.大当たりだった.
そしてこれも今は買えないナニカに...パトローネ入りはあるみたいだけど.
そしてやっぱり Df は至高.
そして Hekotor へ...
この辺りから本気出してくる.
いきなりの Hektor.ボディもいつのまにか...
いいレンズだとは思う.だけど,いまだに「ならでは!」というのはない.
難しい...
IIIa の 1/1000 に苦労していたのもこの頃.
銀座のお店にはもう足を向けて寝られません.
グッタペルカという言葉を知った夏.
すたでら!
お馴染みスタジオデラックス.L-28Cの方.なんとなく安かった.
実はこれが今年のベストバイその1.
「ネガはラチチュードが広い」なんていうけど,やっぱり露出を極めるのは大事.
この動画.検索すると必ず出てくるし,やっぱり憧れるけど,そもそも経験値が無さすぎる.
ただちゃんと露出を極めるだけなんだけど,それだけでネガのクオリティが圧倒的に上がることを思い知った秋.
防湿庫!
もうどうにもとまらない.
ハクバのKED-60AZ.60Lモデル.一応こだわってペルチェじゃないやつに.
容量は迷ったけど,今の所これでよかったと思っている.
そしてこれが今年のベストバイその2.
もう圧倒的 QOL.なんで自分はいままで乾燥剤をチンしてたんだろう.
エルマーと書いて「普通」と読む
いったいいくつ買うつもりなんだ.
ノンコートエルマー.まあ,もうこれは必然だよね.
ザ・普通.
とにかくそこにあるものがそこにある通りに写る.
それでいい.
Konica IIIA があらわれた
そしてここで謎の新展開に.
Leica がひと段落した(買えるレンズがなくなった)と思ったら,こんなものがやってきた.
そしてこれがもうたいへんよろしかった.
ファーストロールを現像した瞬間にわかるこのよさ.
実はまだ本調子じゃなかったり,いろいろあるけれど,手放し難いカメラになってしまった.
そして,これで味を占めてしまったのが運の尽き.
そしてやっぱり Df は至高.
はくしゃくふじんがあらわれた!
なぜこれが?いやでも,このサイズ,この見た目,それに露出計もついてる.
ドレーカイル式?この距離計も非常によき.
写りはまだ掴みかねてるけど,よいときはよい感じ.
やっぱりコニカのほうがよい気もするけど(さすがヘキサノン!)このサイズ感と見た目はそれだけで尊い.
悩ましい...
まとめ
- 露出大事
- 防湿庫は早く買え
- 整備してくれる方々を大切に
- 世の中にはいいカメラとレンズが多すぎる
特に下の2つ.
「コレクションは預かり物」ということを実感した今年.
これ.
いつかはデジカメになるんだろうけど(デジタルライカ欲しい...),この素敵なものたちの最期に,もう少しだけ関わっていけたらいいなと思う.
もうちっとだけ続くんじゃ!